系統用蓄電池の運用を支える、リソースアグリゲーター(RA)システム AERIS
市場の情報と設備の状態をつなぎ、分散型リソースを日々運用するためのプラットフォームです。系統用蓄電池や再生可能エネルギー設備を持つ事業者、リソースアグリゲーターの業務を対象にします。
導入について相談する解決する課題
蓄電池の運用では、市場価格だけを見て計画を決めることはできません。充放電の余力、設備状態、既に確定した約定や計画との整合を合わせて確認する必要があります。AERIS は、取引と設備運用で分かれがちな情報を整理し、担当者が同じ状況を見ながら判断できる基盤を目指します。
運用対象が複数拠点になると、入札結果、提出した計画、現場へ送った指令、収集した実績の対応を追うことが重要になります。結果だけを集計するのではなく、その前提と経過を確認できる業務の流れを設計し、精算や収益レポートまでつなげます。
主な機能
- JEPX(スポット・時間前)・EPRX(需給調整市場)の入札・約定管理
- OCCTO への発電計画・需要計画の提出
- AI 価格予測と蓄電池の充放電最適化による収益向上の支援
- OpenADR 2.0b 制御指令配信、実績監視、精算・収益レポート
JEPX のスポット・時間前市場と EPRX の入札・約定管理、OCCTO への発電計画・需要計画の提出を支援します。どの業務を AERIS が担当し、どこを AC や既存システムに任せるかを先に整理します。提出・連携に必要な契約や利用環境は、お客様の事業構成に応じて確認します。
AI 価格予測と蓄電池の充放電最適化を、収益向上を検討するための判断材料として活用します。OpenADR 2.0b による指令配信、実績監視、精算・収益レポートまでを対象とします。予測や最適化は将来の価格や収益を確約するものではなく、設備条件と運用方針に合わせた検証が必要です。
対応する市場・制度
JEPX では電力量の取引、需給調整市場では調整力に関する業務を扱います。目的の異なる市場を同じものとして管理せず、対象時間、計画、約定結果の関係を整理します。EPRX の商品ごとの参加条件や設備の供出能力は、取引所の最新資料と事前確認に基づいて判断します。
OCCTO の計画提出は、対象事業者や契約の形態によって必要な内容が変わります。太陽光や FIP 対象設備、出力制御のある設備を含める場合には、EMS が扱う現場側の条件も確認します。市場業務、リソース管理、設備制御の境界を明確にすることが、連携設計の出発点です。
システム構成
- JEPX・EPRX・計画業務
- AERIS:予測・運用・実績管理
- OpenADR 2.0b・EMS・分散設備
導入の進め方
運用目的を確認
対象の蓄電池・太陽光設備、参加市場、既存契約、運用担当者の業務を整理します。まず必要な業務から導入範囲を決めます。
データと連携を設計
価格、設備状態、計画、実績の取得元を確認します。AC・EMS・既存システムとの接続条件と情報更新のタイミングを整理します。
計画から実績まで検証
予測、計画、入札・約定、指令配信、実績確認のつながりを確認します。設備側の制約や通信条件を踏まえて業務テストを行います。
運用改善を継続
実績とレポートを使って運用を振り返ります。対象設備の追加、制度の変更、既存連携の変更は影響範囲を確認しながら対応します。
よくあるご質問
AERIS はどのような事業者向けですか?
系統用蓄電池の運用事業者、再エネ発電事業者、リソースアグリゲーターなどを対象にしています。事業者ごとの契約と運用体制を確認し、必要な市場業務と設備連携を整理します。
JEPX と EPRX の両方を扱えますか?
両市場の入札・約定管理を支援します。ただし市場参加や取引の条件はそれぞれ異なります。既存の AC や取引システムとの分担も含め、対象業務を導入前に確認します。
どの EMS と接続できますか?
API 連携や OpenADR 2.0b を使った接続を検討します。すべての機器・システムに無条件で接続できるという意味ではなく、相手側の実装、通信仕様、利用権限を確認します。
価格予測によって収益は保証されますか?
保証はしません。予測と最適化は判断を支援する機能です。価格変動、設備の制約、実際の約定や運用条件によって結果は変わるため、実績を見ながら運用を評価します。
画面のデモは実際の顧客データですか?
サイトに掲載した画面は実際の製品ページに合成したデモデータを表示したものです。顧客名や実際の運用数値を公開したものではありません。具体的な利用場面はメールでご相談ください。
制度・市場の参考資料
制度情報の確認日:
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