蓄電池・太陽光の運用に合わせた EMS 開発・エネルギーマネジメントシステム
離れた拠点を見渡すクラウドと、設備の近くで状態を把握し制御するオンサイト。役割の異なる二つの EMS を組み合わせ、現場の設備と運用担当者の仕事に合うエネルギー管理を実現します。
導入について相談する解決する課題
設備メーカーごとに画面やデータ形式が異なると、拠点をまたぐ比較や日々の確認に手間がかかります。監視の対象、取得できる計測値、更新間隔を整理することが、使いやすい EMS の第一歩です。見える項目を増やすだけでなく、誰が何のために確認するかを基準に、必要な画面やレポートを設計します。
現場の制御では、通信条件や機器仕様を無視してクラウド側の計画をそのまま適用できるとは限りません。計測、指令、設備状態の関係を確認し、クラウドとオンサイトの責任を分けて考えます。既存設備を活かす場合には、利用可能なインターフェースと追加開発が必要な範囲を調査します。
主な機能
- クラウドでの多拠点監視・運転計画・レポート
- オンサイトでの設備制御と状態の可視化
- 出力制御・逆潮流防止・FIP 制度への対応
クラウド EMS は、多拠点の遠隔監視、運転計画、履歴やレポートを通じて全体の運用を支援します。オンサイト EMS は、設備制御と状態の可視化を担当します。どちらか一方から始める場合も、将来の連携を見据えて設備の識別方法やデータの持ち方を整理します。
出力制御、逆潮流防止、FIP 制度を踏まえた運用への対応を、対象設備に合わせて検討します。Modbus RTU/TCP、MQTT、BACnet、ECHONET Lite、OpenADR 2.0b など、通信方式の名称だけで接続可否を判断せず、機種ごとの実装、取得・制御できる項目、構成上の条件を確認します。
対応する市場・制度
EMS は設備運用を支えるシステムであり、JEPX や EPRX の取引会員業務そのものと同義ではありません。市場参加を伴う案件では AERIS や AC システムとの分担を整理し、運用計画や指令と現場の実績を連携します。市場側で必要な契約・参加条件は、EMS の導入とは別に確認します。
FIP 対象の太陽光設備や出力制御に対応する設備では、発電状況、運転計画、実際の指令を合わせて扱う設計が重要です。制度への適合はソフトウェア名だけで決まるものではなく、設備仕様と運用条件を含めて検討します。OCCTO への計画提出を含む場合も、担当システムと提出主体を確認します。
システム構成
- クラウド EMS:多拠点監視・計画
- オンサイト EMS:計測・制御
- PCS・蓄電池・PV・EV・計量器
導入の進め方
現場と課題を把握
設備一覧、既存の通信図、取得したい計測値、必要な制御内容を確認します。対象拠点と運用担当者が困っている作業を整理します。
役割と接続を設計
クラウドとオンサイトの分担、画面、データ更新、機器との通信を設計します。現場条件やメーカー仕様を確認しながら進めます。
接続・制御を検証
データ取得から画面表示、指令と実績の関係までを確認します。想定する設備状態と運用手順に沿って、必要な検証項目を決めます。
拠点展開と保守
初期拠点の運用を確認したうえで、必要に応じて対象を広げます。設備追加や仕様変更時も、既存運用への影響を確認して対応します。
よくあるご質問
クラウド EMS だけ、オンサイト EMS だけでも相談できますか?
両方とも相談可能です。遠隔監視を優先するのか、現場の制御が中心なのかを確認し、必要な範囲から構成を検討します。両方を導入する場合は役割を明確に分けます。
既存の PCS や蓄電池は使えますか?
型式、通信仕様、利用可能な計測値や制御項目を確認して判断します。対応プロトコルが同じでも実装が異なることがあるため、事前の仕様確認と接続検証が必要です。
出力制御や逆潮流防止も対象ですか?
対象としています。設備側で利用できる機能、計測点、制御条件を確認し、必要なソフトウェアの範囲を設計します。具体的な構成や対応可否は案件ごとに確認します。
EV や施設の見える化も相談できますか?
EV-EMS、エネルギーサイネージ、出力制御ユニット向けアプリケーションも扱います。スマホ Web、LINE ミニアプリ、カーナビなど、想定する利用環境に合わせて検討します。
小規模な PoC から始められますか?
一拠点の見える化や単一機能の確認から相談できます。PoC で何を確認するかを決め、設備条件やデータの取得状況を見ながら次の導入範囲を整理します。
制度・市場の参考資料
制度情報の確認日:
関連する製品
開発・導入について相談する
対象設備や既存システム、ご希望の運用についてお聞かせください。
お問い合わせへ